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乳がんはトモセラピーで治療可能ですが、クリニックによっては対応できない可能性があります。対応できるクリニックをお探しの方は、下記のリンクからチェックしてみましょう。
乳がんとは女性ホルモンが密接に関係しているがんです。 女性のがん死亡全体のおよそ1割を占めていると言われている乳がんは、年齢別にみると20代から増加傾向にあり、40代後半から50代前半にピークを迎えます。
参照元:男女共同参画局(https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r01/zentai/html/honpen/b1_s05_01.html)
女性ホルモンであるエストロゲンが密接に関係していることから、体内のエストロゲンが多い女性は乳がんを発症する可能性が高いです。 初経年齢が低かったり、閉経年齢が遅かったり、あるいは出産経験や授乳経験がない女性はエストロゲンが高い傾向にありますので、乳がんの可能性が高まります。
胸のしこり、乳房周辺の皮膚の変化、乳房周辺のリンパ節の腫れで乳がんに気付くことが多い一方で、検査等を受ける機会がなかったり、あるいは検査の啓発をしても他人事に感じている女性が多いため、早期発見が難しく、発見した段階で既に進行しているケースも珍しくありません。
治療法としては一般的には乳房の切除です。女性の象徴とも言うべき乳房を切除することから、女性患者としてもなかなか受け入れることができない一方で、放置しておくと全身への転移の可能性もあるので、苦渋の決断を迫られますが、近年は放射線治療や薬物治療も行われるなど、切除以外の選択肢も登場しています。
公式サイトでトモセラピーによる乳がん治療の実績を公表している東京周辺(関東)クリニックをいくつかご紹介します。(2019年7月時点)
クリニックC4はがん専門のクリニックになりますので、高い技術力や豊富な症例が特徴です。トモセラピーも積極的に導入し、がん治療の選択肢の一つとして患者に提示しています。予約制のがん専門クリニックとあって、他の患者を気にすることなく、目の前の医師ととことん話をすることができます。
様々な診療科目を用意している江戸川病院では患者の気持ちを最優先に、どのような治療が良いのかを考えてくれます。他の診療科と密接に連携することで、少しでも患者の負担を減らしたいと考えていると共に、どのような治療がベストなのかを模索してくれます。
虎の門病院では、担当科との連携により放射線を用いたがん治療が行われています。乳がんにも対応しており、乳房温存術(乳房部分切除術)や乳房切除術(乳房全摘術)といった手術の後に治療されるのが一般的です。回数としては25回が基本でしたが、最近は16回程度で済む場合も。ケースによっては追加照射も必要になるため、まずはご相談ください。
管理人が調べた限り、東京エリア内における、照射範囲の制限がない自由診療のトモセラピー実施院のなかで、乳がんを含めた照射範囲が最も広かったのがクリニックC4でした。(2019年7月時点)そのクリニックC4の青木院長にトモセラピーの乳がん治療について伺ってきました!
乳がんをトモセラピーで治療することは可能です。複雑な形の病巣であっても、トモセラピーなららせん状に回転する放射線を自在に調整して、的確かつ十分な強度で照射することができます。ピンポイントで照射できるので、他の臓器に及ぼす影響も小さくてすみます。
ちなみに当院では、乳がんからリンパ節に転移した方の治療実績(下記参照)を公開しております。同じような病状にお悩みの方はぜひご来院ください。
クリニックC4の乳がん治療の実績
◆トモセラピー治療の費用と期間について
トモセラピー治療の費用は保険診療と自由診療の場合で大きく異なり、保険適用の場合は1回の照射につき自己負担額は約1万1000円、保険が適用されない自由診療の場合は約3万3000円程です。(編集チーム調べ)
病状やクリニックによって費用や期間は変動するため、検討している病院・クリニックがあれば直接お問合わせください。
◆トモセラピー治療のリスクについて
照射する部位によっては、頭痛や下痢などの副作用は生じるケースがありますので、詳しくは各病院・クリニックへ相談しましょう。
関連ページ
東京でトモセラピー治療の対応実績を公式HPに公表しているクリニックC4・都立駒込病院・江戸川病院。(2019年7月時点)この3院を転移巣への対応・照射範囲の広さで比較しました。