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がんの緩和ケアとは?いつから始めるのが良い?

がんの緩和ケアと言えば、がんの終末期に行う治療というイメージを抱く方も多いと思います。しかし本来は、がん治療に伴う苦痛を緩和するなどの目的で行い、初期の段階から受けるケアのことです。このページでは、がんの緩和ケアの目的などを紹介します。

がんの緩和ケアの目的

がんの治療を行う際、身体の痛さやだるさ、気分の悪さ、食事が食べられない、外見の変貌などを伴うことが多いです。また身体だけでなく、社会的・精神的・経済的なストレスがかかることも少なくありません。緩和ケアは身体だけでなく、様々な辛さを和らげることを目的としたケアなのです。

緩和ケアはいつから始めるのが良いの?

がんの緩和ケアと聞けば、がん治療の選択肢がほとんどないケースや終末期に行う治療と言ったイメージを持った方が多くいます。しかし緩和ケアとは、がんと診断された初期の段階から受けるものです。がんと診断されれば落ち込むこともあり、徐々に痛みなどの症状で苦しむこともあります。がんの治療が辛いと感じるなら、いつでも誰もが受けることが可能です。

緩和ケアのメリット

がんの治療の際に緩和ケアを行うメリットは、大きく3つ挙げられます。

  • 症状の辛さの緩和
    痛み・吐き気・嘔吐・倦怠感など、がん治療の辛さを伴う症状の緩和ケアを行います。症状を緩和することで、がんの治療に取り組むための力も生みやすくなるでしょう。
  • 患者だけでなく、家族の不安も緩和
    がんと突然診断されれば患者本人だけでなく、家族も不安や心配事を抱えてしまうこともあると思います。緩和ケアでは患者本人へのアプローチ以外に、家族のアプローチも積極的に行い、様々な不安や心配事が払拭できるようサポートしてくれます。
  • 社会的差別への対応
    がんと診断された方の中には就職や仕事の解雇などの社会的差別を受けるケースも少なくありません。緩和ケアのスタッフは、そういった社会的差別の対応についても一緒に考え、アドバイスなどをしてくれます。

緩和ケアはどうしたら受けられる?

全国にある「がん診療連携拠点病院」に認定されている病院であれば、どこでも緩和ケアを受けることができます。病院であれば通院・入院でも受けることが可能で、状況によっては自宅でのケアも受けられるでしょう。また、がん診療連携拠点病院以外にも体制が整っているケースもあります。

通院で緩和ケアを受ける

がんの治療で通院している外来や緩和ケア外来で受けることが可能です。

  • 外来で受けるケース
    担当の意思や看護師などから緩和ケアを受けるのが一般的です。状況によっては、他の専門的なスタッフのサポートを受けることもあります。
  • 緩和ケア外来のケース
    緩和ケア外来は、緩和ケアに関する専門的な知識・スキルを持った医師・看護師から受けるのが一般的です。入院している際に緩和ケアを受けていた場合、退院後も継続して緩和ケア外来を受診することも。ただ施設によっては緩和ケア外来が設けられていないこともあるので、その場合は新たな緩和ケア外来を受診することもあるでしょう。本人・家族の希望があれば受診できるため、まずは担当の医師に相談してください。
    • 入院で緩和ケアを受ける

      入院中に緩和ケアを受ける場合は、がん治療で入院している病棟や緩和ケア専門の病棟で受けることができます。

      • がんの治療を行うために入院している病棟
        一般の病棟で緩和ケアを受ける場合、担当の医師・看護師から緩和ケアを受けるのが一般的です。状況によっては他の専門的なスタッフによるサポートを受けることもあります。
      • 緩和ケアを専門とした病棟
        病院によっては、緩和ケアを専門に行っている病棟を設けているケースがあります。がんの治療をメインに行う病棟ではなく、進行していくがんに対し身体・精神的な辛さを和らげるための専門的な病棟です。緩和ケア病棟によっては日常生活に近い状況で暮らせるよう、共用のキッチンなどが設けられているケースも多くあります。また季節に合わせたイベントも開催されており、家族などとイベントを楽しむことも可能です。もし辛さが和らいだなら、退院し自宅療養することもできます。

      入院で緩和ケアを受ける場合にかかる費用

      厚生労働省から緩和ケア病棟として認定を受けた施設を利用する場合には、医療費は定額と定められているので経済的負担はそこまで大きくないでしょう。ただ食費など医療費とされない費用がかかるため注意が必要です。もし医療費が一定額以上となる場合は「高額療養費制度」を活用できます。

      また病院によっては部屋代などの追加料金が発生するケースもあるので、まずはソーシャルワーカーに費用面の相談をすることが大切です。

      在宅で緩和ケアを受ける

      自宅は非常にリラックスできる場でもあるため、患者本人のペースで緩和ケアを受けることが出来るメリットがあります。在宅で緩和ケアを受けるには訪問診療・訪問看護・訪問介護・訪問入浴などのサービスを身体の状況にあわせて選択することが大切です。がんの治療で入院や通院を行い、担当の医師がいる場合には訪問診療のための紹介状を作成してくれるなどのサポートをしてくれるでしょう。一人暮らしであっても、自宅で過ごすためのサービスを整えてくれます。もし自宅で具合が悪くなれば訪問診療医と相談を行い、入院することも可能です。また状況によっては短期の入院などを行うケースも。

      自宅で緩和ケアを安心して受けるためには、事前に訪問診療医・訪問看護師と療養の希望や目的などを話し合っておくことが大切です。また緊急時の対応や受け入れ先にも確認しておきましょう。

      在宅で緩和ケアを受ける場合にかかる費用

      基本的には公的医療保険の適用となるので、緩和ケア病棟に入院するケースよりも費用を抑えることができるでしょう。また介護保険が適用となれば、介護用ベッドなどの介護用品のレンタル・購入のサポート、訪問介護・入浴などのサービスを利用できます。ただ医師・看護師が訪問するための交通費などが発生することもあるので、ソーシャルワーカーやケアマネージャーなどに相談しておくのが良いです。

      緩和ケアとホスピスの違い

      緩和ケアとホスピスを同じような意味として用いているケースもあるでしょう。ただ両者は同じものではありません。緩和ケアはがん治療の辛さをコントロールし、最大限普段通りの生活を過ごすことを目的としています。一方でホスピスは最期の瞬間まで希望通りの生き方をすることを目的とした意味です。そのためホスピスは宗教家やボランティアなどの人材がチームの中に参加している施設もあります。

      国によって認定された施設であれば、緩和ケア病棟であってもホスピスであってもサービスの内容や費用に大差はありません。ただ施設の入所条件が異なるため、入所できるかどうかは施設に確認をしてください。

      自分らしい生活の為にも緩和ケアを取り入れよう

      緩和ケアはがん治療の辛さや不安を和らげるために、医師や看護師など専門的にサポートを行ってくれるでしょう。入院・通院・自宅で緩和ケアを受けることができ、患者本人だけでなく家族のサポートも行ってくれます。自分らしい生活を送るためにも、緩和ケアを取り入れることも考えましょう。

      クリニックC4
      転移巣 対応可
      照射範囲 9箇所
      同時照射 対応可

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      ※電話番号:03-6407-9407
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      標準治療(保険診療)
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      標準治療(保険診療)
      ※電話番号:03-3673-1221
      【選出基準】トモセラピー実施院のなかで、公式HPで対応実績を公開している3院。(2019年7月時点)

      ◆トモセラピー治療の費用と期間について

      トモセラピー治療の費用は保険診療と自由診療の場合で大きく異なり、保険適用の場合は1回の照射につき自己負担額は約1万1000円、保険が適用されない自由診療の場合は約3万3000円程です。(編集チーム調べ)
      病状やクリニックによって費用や期間は変動するため、検討している病院・クリニックがあれば直接お問合わせください。

      ◆トモセラピー治療のリスクについて

      照射する部位によっては、頭痛や下痢などの副作用は生じるケースがありますので、詳しくは各病院・クリニックへ相談しましょう。

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東京でトモセラピー治療の対応実績を公式HPに公表しているクリニックC4・都立駒込病院・江戸川病院。(2019年7月時点)この3院を転移巣への対応・照射範囲の広さで比較しました。

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