がん治療を受ける際にかかる時間も、患者さんの負担になってしまう可能性のあるポイントです。そこで、トモセラピー治療を受けた場合、どのくらいの時間や回数が必要になるのかについてまとめてみました。
トモセラピー治療を受ける回数は、がんの種類や大きさによって5回~30回以上と多岐に渡ります。治療終了の目安となる照射回数として挙げさせていただくならば、前立腺がんの治療で40回程度、乳がん予防(乳房温存術後)で25回程度だそうです。
頻度的には月曜から金曜の週5回を繰り返していくそうなので、なかなかタイトなスケジュールと言えるかもしれません。てすが、1回の治療にかかる時間が長くて30分程度なので、患者さんの体力的に負担になることは少ないですし、日常生活の妨げになるようなこともあまりないそうです。
前述したとおり、治療回数は患者さんの症状によって変わってきますので、詳しい治療スケジュールについては担当医に確認していきましょう。
トモセラピーの治療時間は、1回につき10分~30分程度となっています。この短い治療時間も、トモセラピーが体に優しい治療と言われている理由。体力的に負担がかからないのはもちろんですが、日常生活を送る上でも治療にかかる拘束時間が短いというのは負担が少ないポイントになります。
また、短い時間で治療が済むことから、外来通院で治療が受けられるのも、トモセラピーの特徴です。患者さんの中には仕事を続けながら治療をされている方もいらっしゃるなど、患者さん自身のQOL向上にも有益な治療法だと言えると思います。
ですので、カウンセリングなどで担当医の方と相談し、通院で治療をしていくかなど自分の生活に合った方法を選択していくことがおすすめです。
身体に優しい放射線治療と言われるトモセラピーですが、副作用の軽減が期待できるという点の他にも、治療時間が短くて済むというのも、その理由となっていることがわかりました。
がん治療を前向きに取り組んでいくためには、やはり患者さん自身のQOL向上が欠かせないポイントとなってきます。従来の放射線治療では、どうしても体力的にも精神的にも辛くなってしまうことが多く、前向きになれない方も少なくなかったのではないでしょうか。
トモセラピーは、そうした放射線治療のマイナス面を改善した治療法と言えるかもしれません。このサイトでは、トモセラピーに対応しているおすすめのクリニックを紹介していますので、併せてチェックしてみてください。