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トモセラピーの白血病治療について

トモセラピーは放射線治療機器です。特徴は360度方向から病巣に放射線を集中的に照射できる点で、血液のガンといわれている白血病の治療にも使われています。

トモセラピーは白血病に対応できるか?

トモセラピーは放射線治療機です。放射線治療はガン細胞を減少させるための治療として、白血病以外にも様々なガンに対して一般的に行われています。放射線治療が採用されるタイミングは、化学療法への反応が遅い、治療後に病変が残るときに行われるのです。

急性リンパ性白血病では、再発予防を目的として、脳や脊髄といった中枢神経や予防的全脳照射を実施するケースが多いです。ただし、放射線を使用する治療法ですから、対象患者への身体の負担も考えなければなりません。

トモセラピーは悪性腫瘍病変に対応

トモセラピーは、白血病や悪性リンパ腫のような血液疾患でも治療法として採用されています。期待できる効果はガン細胞を縮小させることです。また、骨髄移植の前段階で、全身への照射も行われています。局所と全身と悪性腫瘍病変に対応できる治療機として、医療機関に導入されています。

トモセラピーがガン治療に有効と言われている理由は、腫瘍の形状が多種多様だからです。腫瘍が複雑なら、外科手術での治療は困難を極めます。また、ガンの影響を受けていない正常な臓器に悪影響を与える点のリスクも考えなければなりません。その点トモセラピーは、正常な臓器を避けて影響を与えずピンポイントで腫瘍に照射できるのが強みなのです。

トモセラピーの治療期間

トモセラピーで白血病治療を行う場合、期間に関しては担当医の確認が求められます。確認が必要な理由は、部位や症状により期間が大きく変わるからです。一例を出すと、ある医院では前立腺ガン治療では30回~40回照射し、治療期間7~8週間程度行っています。一般的には、従来の放射線治療より、治療期間が短くなるといわれています。

トモセラピーのリスク

放射線治療機であるトモセラピーには副作用があります。

  • 疲労感、食欲不振、だるさ
  • 頭痛、吐き気、下痢
  • 皮膚の赤み、痛み

上記は一般的な放射線治療機による副作用です。また、症状、部位でリスクは変わります。トモセラピーは線量を抑えられること、ピンポイントの照射ができることが強みであり、副作用のリスクも低くすることも期待できるのです。しかし副作用がゼロになる保証はありません。そのため検討する場合、担当医にどんな副作用の可能性があるか相談したほうがいいでしょう。

そもそも白血病とは?

トモセラピーの治療対象である白血病とは一体どんな病気なのでしょうか?

白血病は細胞分裂による細胞の異常増殖

白血病は細胞分裂の異変で生じます。もっといえば、細胞が異常に増殖する病気です。骨髄には各種血球の元になる造血幹細胞という細胞があります。造血幹細胞は最初の段階に、骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞の2種類に分化。骨髄系幹細胞は赤血球や血小板や骨髄芽球という白血球を構成するものに分化するのが正常な状態です。

一方のリンパ系幹細胞は、白血球を構成するもうひとつの要素リンパ球に分化されます。通常なら問題なく分化が進行して白血球が作られるのですが、分化する中で異変が起き、細胞の異常増殖が発生することがあるのです。それが白血病です。

骨髄性白血病とリンパ性白血病

白血病にもさまざまな種類があります。たとえば「骨髄性白血病」は白血球を構成する骨髄芽球という細胞が分化するときに生じる異常で起きます。「リンパ性白血病」はリンパ系幹細胞が分化する中で異常増殖が起きることです。

白血病は進行スピードにも違いがあります。進行スピードが早いと「急性」比較的緩やかな進行だと「慢性」です。急性と慢性は、骨髄性白血病でもリンパ性白血病にもあります。

白血病は外科手術で対応できないため再発しやすい

白血病は再発しやすい病気と考えられています。たとえば白血病とは異なり、臓器にできるガンがあります。臓器にできた場合、外科手術による切除が可能です。白血病は血液の中にあり、身体中を巡ります。つまり外科手術でガンを切除することができません。そのため、化学療法により、白血病細胞を血液中の5%以下に減らす治療がひとつの選択肢として行われています。

ただ、5%以下に減らせても、血液中に5%以下の白血病細胞が残ってしまうのは否めません。微小残存病変ですが、再び増殖すると白血病が再発したと診断されます。

まさに血液のガンであり、完全に取り除くのはむずかしいために白血病は厄介なのです。それでも、増結幹細胞移植、インターフェロン療法、分子標的療法といった、比較的新しい治療法が誕生しており、長期生存率が上昇しているという話も出てきています。

慢性骨髄性白血病が辿る段階

白血病には治療方針の指針となる段階があります。段階が上がるにつれて体への負担が大きくなるのです。一例として慢性骨髄性白血病の段階を紹介します。

  1. 慢性期
  2. 移行期
  3. 急性期

上記は慢性骨髄性白血病が辿る段階で、慢性期、移行期、急性期それぞれの状態が異なります。慢性期は白血球と血小板の増加は見られますが、分化自体に問題はありません。未熟な骨髄芽球は10%以下であり、顕著な症状も見られない状態です。

次の段階である移行期に進むと、骨髄芽球の分化能力がなくなります。結果、血液中に未熟な芽球が増えるのです。白血病細胞が増えている状態であり、投薬しても弱いため病気が進行します。

急性期も骨髄芽球の分化能力はないままで、未熟な芽球の増殖が止まりません。血液中に骨髄芽球が20%以上という状態です。芽球が増えた反面、正常な血液細胞は減少して、白血病の貧血、出血、高熱の強い症状が顕著に見られます。

急性リンパ性白血病の段階

急性リンパ性白血病も段階があります。

  1. 未治療期
  2. 寛解期
  3. 再発期
  4. 不応性

上記は急性リンパ性白血病の段階ですが治療状況も含まれています。未治療期は白血病細胞が発見されたばかりの段階。寛解期は、化学療法で白血球数が正常レベルまで下がった段階が当てはまります。できる範囲で検査した結果、白血病細胞が消えた状態です。

再発期は一旦寛解したが、再び白血病細胞が生じた状態に当てはまります。一般的に骨髄で再発されることが多いようです。最後は不応性で、完全寛解が不可能とされる段階です。

白血病の症状

白血病の主な症状をご紹介します。造血機能障害、ガンの浸潤でも症状は異なります。

造血機能障害

  • 貧血や息切れや発熱
  • 動悸や倦怠感
  • あざや鼻血
  • 歯茎から出血
  • 皮下出血

造血機能障害は血液に関連する症状が見られます。がん細胞が増えて、造血機能が正しく働いておらず正常な血液細胞が作れない状態のために起きるからです。

ガンの浸潤

  • お腹の張りや痛み
  • 歯茎の腫れや痛み
  • 腰痛や腹部痛
  • 頭痛
  • リンパ節腫脹

ガンが組織に侵入することをガンの浸潤といいます。ガン細胞は臓器や骨髄に転移することでさまざまな症状を引き起こすのです。造血機能障害とは異なり、腹部や関節痛などの痛みが見られます。

白血病の症状の特徴

慢性白血病は、多くの場合、初期症状はほとんどありません。健康診断で白血球数の増加がわかり発見される例が多いです。急性とは異なり慢性は緩やかにガン細胞が増加していきます。正常な白血球も作られている状態のため、血液も正常な状態と同じ働きを保てると考えられているからです。

また、骨髄系とリンパ系でも症状に違いがあります。リンパ性の場合は、中枢神経への浸潤が多く見られるために、精神症状や嘔吐や頭痛のような症状が出やすいと考えられているのです。

クリニックC4
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標準治療(保険診療)
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【選出基準】トモセラピー実施院のなかで、公式HPで対応実績を公開している3院。(2019年7月時点)

◆トモセラピー治療の費用と期間について

トモセラピー治療の費用は保険診療と自由診療の場合で大きく異なり、保険適用の場合は1回の照射につき自己負担額は約1万1000円、保険が適用されない自由診療の場合は約3万3000円程です。(編集チーム調べ)
病状やクリニックによって費用や期間は変動するため、検討している病院・クリニックがあれば直接お問合わせください。

◆トモセラピー治療のリスクについて

照射する部位によっては、頭痛や下痢などの副作用は生じるケースがありますので、詳しくは各病院・クリニックへ相談しましょう。

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