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肺がんはトモセラピーで治療可能ですが、クリニックによっては対応できない可能性があります。対応できるクリニックをお探しの方は、下記のリンクからチェックしてみましょう。
肺がん治療にも対応している?東京のトモセラピー治療院3選を見る
肺がんとは、悪性腫瘍が肺に発生することです。早期発見であれば手術も決して難しくはないものの、発見された時点で既に進行しているケースが多いです。そのため、進行している肺がんの治療を行うケースが多いことから、全身のがんの中でも治療が難しいと言われています。
一般的に、原因の約7割がタバコとされていますが、喫煙者だけではなく受動喫煙も原因として考えられますし、ライフスタイルや食生活、放射線や薬など様々な原因が囁かれています。
肺がんになると、せきやたん、倦怠感、体重減少等の症状がみられるのですが、これらは肺がん特有のものではなく、他のがんや症状等でも見られるものなので、尚更肺がんに気付きにくいとされています。そのため、「肺がんかも」と思って治療を受ける患者よりも、病院で検査を受けた際、肺がんであることに気付いたという患者の方が圧倒的に多いです。
このような傾向から、近年は人間ドック等による早期発見を行政レベルで後押しすべく、様々な対策が行われています。予防法としてはライフスタイルに気を付ける点はもちろんですが、喫煙者の場合、禁煙こそ予防策です。家族に喫煙者がいる場合、家族で禁煙対策を講じる必要があります。
肺がんとは、悪性腫瘍が肺にできた状態のことです。早期の状態であれば手術も可能で回復も望めますが、その段階で自覚症状から診断されるのは難しくなっています。肺がんの症状の代表的なものは、咳がでる・痰がでる・痰に血の混じった血痰がでる・胸の痛み・動いたときの息苦しさ・発熱などがあります。これらは肺がん特有の症状ではなく、一般的な呼吸器疾患でもよく見られる症状です。また、肺がんができた場所や大きさによってはこれらの症状がほとんど出ないまま進行する場合もあります。この症状があるから肺がん、という決め手になるものはありません。
風邪でもないのに咳や淡が2週間以上長引いたり、痰に血が混じることがある場合、発熱が5日以上続き快方に向かわない場合は、肺がんを含めた呼吸器疾患を疑い医療機関を受診することをおすすめします。
肺がんの進行に伴って表れる症状としては、大きくなった肺がんや胸に貯まった胸水が呼吸機能を妨げ、息苦しくなったり、胸の痛みといった症状が出ることがあります。その他にも、肺がんが脳や骨に転移することからくる頭痛・ふらつき・麻痺や、肩や背中の痛みなど。様々な症状が現れることがあります。
肺がんの危険因子として最も重要なのは喫煙です。喫煙者は非喫煙者と比べて男性で4.4倍、女性では2.8倍肺がんになりやすいというデータもあります。喫煙者から流れてくるたばこの煙を吸い込む受動喫煙(間接喫煙)も肺がんのリスクを高めます。同居している家族などが家の中で喫煙している場合、家族は喫煙していなくても受動喫煙していることになりリスクは高まるのです。また、喫煙を始めた年齢が若く長い期間吸い続けていたり、喫煙量が多い人ほど肺がんになるリスクは高くなります。
葉巻やパイプはたばことは違い吸入しないから大丈夫だと考えている方もいるようですが、非喫煙者よりもリスクは高くなり、肺・口・および他のがんの危険が増大します。
喫煙以外の危険因子としては、各種産業で使用するアスベスト(石綿)・鉱山などにあるガスのラドンなどは吸い込むことで肺の細胞に障害を与え、がんになる危険が増大すると言われています。大気汚染との因果関係も研究されています。
結核などの肺の疾患を患ったことのある人や、いちど肺がんになったことのある人も肺がんになる可能性が高いとされています。
参照元:国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 予防関連プロジェクト(https://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/783.html)
喫煙していると必ず肺がんになるわけではありません。また、タバコを吸わなければ肺がんにならないという事でもありませんが、リスクを減らすという事を考えると喫煙者はすぐに禁煙することが自分にとっての、また家族や周囲の人へにとっての肺がん予防になります。
喫煙以外の危険因子であるアスベスト(石綿)などは、以前は建物の断熱材や工業製品の材料として広く利用されていました。アスベストの繊維は容易に粒子に分解し、空中を舞います。吸い込み肺に貯まり肺がんになるまで15〜40年の潜伏期間があります。家や職場の近くにアスベストをあつかう工場があった、家や長く滞在していた建物の建材にアスベストが含まれていた、などの環境に心当たりのある方は1年に1度の定期的な胸部レントゲン写真でのチェックを受けることをお勧めします。
その他の有効と言われる予防としては、節度のある飲酒・バランスの良い食事・定期的な運動・肥満にならないことなどが挙げられます。こういったことに気を付けた生活を送りながら、がん検診などでがんの早期発見に努めることも大切です。
公式サイトでトモセラピーによる肺がん治療の実績を公表している東京周辺(関東)のクリニックをいくつかご紹介します。(2019年7月時点)
様々な診療の一つとしてがん治療を行っているのではなく、がん治療専門のクリニックになりますので、高い技術力と共に、症例も豊富です。予約制なので、待ち時間も短く、他の患者のことを気にせずに医師と向き合える点が特徴です。
熊谷総合病院では、放射線治療やトモセラピーでのがん治療に対応しています。特にトモセラピーは正常組織を傷つけることなく治療できる画期的なシステムとして知られており、対象疾患には肺がんも含まれるようです。基本的には保険も適応されますので、費用面で不安がある方もご相談ください。
虎の門病院におけるがん治療は、主に担当科と連携した上での放射線治療となっています。基本的には保険適応となるほか、回数に関しても適切に診療してもらえます。肺がんにも対応しているとのことですが、詳しい治療内容に関しては担当科にご連絡の上お問い合わせください。
管理人が調べた限り、東京エリア内における、照射範囲の制限がない自由診療のトモセラピー実施院のなかで、肺がんを含めた照射範囲が最も広かったのがクリニックC4でした。(2019年7月時点)そのクリニックC4の青木院長にトモセラピーの肺がん治療について伺ってきました!
肺がんをトモセラピーで治療することは可能です。複雑な形の病巣であっても、トモセラピーなららせん状に回転する放射線を自在に調整して、的確かつ十分な強度で照射することができます。ピンポイントで照射できるので、他の臓器に及ぼす影響も小さくてすみます。
ちなみに当院では肺内やリンパ節に転移した方の治療実績(下記参照)を公開しております。同じような症状にお悩みの方はぜひご来院ください。
クリニックC4の肺がん治療の実績
◆トモセラピー治療の費用と期間について
トモセラピー治療の費用は保険診療と自由診療の場合で大きく異なり、保険適用の場合は1回の照射につき自己負担額は約1万1000円、保険が適用されない自由診療の場合は約3万3000円程です。(編集チーム調べ)
病状やクリニックによって費用や期間は変動するため、検討している病院・クリニックがあれば直接お問合わせください。
◆トモセラピー治療のリスクについて
照射する部位によっては、頭痛や下痢などの副作用は生じるケースがありますので、詳しくは各病院・クリニックへ相談しましょう。
関連ページ
東京でトモセラピー治療の対応実績を公式HPに公表しているクリニックC4・都立駒込病院・江戸川病院。(2019年7月時点)この3院を転移巣への対応・照射範囲の広さで比較しました。