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水戸協同病院では茨城県において早期にトモセラピーのTomoHDシステムを導入。前立腺や乳腺、頭頚部だけではなく、複数であったり、複雑な形をしている病巣に対しても的確にピンポイントでアプローチし、これまでには難しいとされていた治療も可能になりました。ステージ4や末期がんと診断された方、治療を諦めてしまった方も試してみる価値がある治療法です。
トモセラピー治療の際は、事前に緻密な治療計画を立てます。 事前にCT画像を撮影し、画像を見てどのような治療を行うのか計画を立てます。また、画像撮影は毎回行います。 前回との変化がないのかの確認はもちろんですが、経過を観察し、状態に合わせた照射を行うことでより効果を高めることが可能です。腫瘍の大きさの変化に応じてその都度治療を考えることで常に「最良の治療」を考えると共に、もしも異変があったらその都度計画を変更するなどして、患者の状態の把握に努めます。
一口に「がん」と言っても、症状は人それぞれ異なるもの。そのため、水戸協同病院では患者との対話を重要視しています。 がんも様々であれば、患者の理想もまた、様々です。どのような治療がベストなのかは、病院や医師が決めるものではなく、患者が決めるものです。 そのため、患者に対して治療を押し付けるのではなく、選択肢を委ねるというスタンスで患者を最優先にと考えています。 そのために、患者の判断材料を多々与えることも心掛けています。
水戸協同病院では治療計画が柔軟です。 CT画像を見て計画を立てますが、計画は「必ず実行するもの」ではなく、患者の治療のステップです。 途中で患者の状態が変われば、当然計画も変更します。 決して病院側のエゴを患者に押し付けるのではなく、あくまでも患者に対してどのような治療が良いのかを模索したものなので、医師が自分の都合を押し付けるものではありません。 そのため、計画には柔軟性があります。 また、治療の際にはその都度患者に副作用がないのかも確認するなど、計画に縛られるのではなく、あくまでも「一つの目安」程度に捉え、常に患者の動向を気にかけています。
◆トモセラピー治療の費用と期間について
トモセラピー治療の費用は保険診療と自由診療の場合で大きく異なり、保険適用の場合は1回の照射につき自己負担額は約1万1000円、保険が適用されない自由診療の場合は約3万3000円程です。(編集チーム調べ)
病状やクリニックによって費用や期間は変動するため、検討している病院・クリニックがあれば直接お問合わせください。
◆トモセラピー治療のリスクについて
照射する部位によっては、頭痛や下痢などの副作用は生じるケースがありますので、詳しくは各病院・クリニックへ相談しましょう。
東京でトモセラピー治療の対応実績を公式HPに公表しているクリニックC4・都立駒込病院・江戸川病院。(2019年7月時点)この3院を転移巣への対応・照射範囲の広さで比較しました。