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東京医療センターでトモセラピーでの治療はできませんが、トモセラピーに匹敵するIGRT(画像誘導放射線治療)を加えた回転型 IMRT(強度変調放射線治療)の高精度照射での治療が可能です。また、放射線治療装置(リニアック)での赤外線と2方向X線撮影や、リニアック搭載CTを用いた位置精度の高い治療が可能です。脳脊髄、頭頸部、肺縦隔、乳腺、消化器、婦人科、泌尿器、血液リンパ、肉腫、皮膚などの領域の腫瘍に対し、高精度放射線治療を行っています。
東京医療センターは総合病院であり、がんの治療が可能な放射線科があります。脳脊髄、頭頸部、肺縦隔、乳腺、消化器、婦人科、泌尿器、血液リンパ、肉腫、皮膚などの領域の腫瘍に対し、高精度放射線治療を行っています。2015年以降、脳腫瘍、肺がん、肝がん、腎がん、膵がん、前立腺がんや少数の転移病巣に対して、ピンポイントの定位放射線治療を開始しました。
前立腺がんや婦人科がんのIMRTは豊富な実績があります。2019年12月よりは治療装置が導入され、より高精度の照射とともに新たに赤外線による皮膚の動きを追尾できるようになり、乳腺などには息止め治療も開始しています。
また、前立腺、子宮、食道がんなどに対する小線源治療も豊富な実績があり、特に小線源とIMRTの併用療法では多くの経験と成績を有しています。
東京医療センターの科長のほかに、スタッフ医師5名、レジデント医師5名の計11名体制で専門に分かれて診療を行い、放射線治療、デジタル画像診断(CT、MRI、核医学など)は全身臓器をカバーしています。(2022年3月時点)
初回診療の際は、他の医療機関からの紹介状をお持ちください。紹介状がない場合は、保険診療とは別に「選定療養費」5,000円が必要となります。
治療は放射線治療を中心としており、ご自身の症状に合わせたさまざまな治療法を提案してもらえます。
東京医療センターでトモセラピーでの治療はできませんが、トモセラピーに匹敵するIGRT(画像誘導放射線治療)を加えた回転型 IMRT(強度変調放射線治療)の高精度照射での治療が可能です。
◆トモセラピー治療の費用と期間について
トモセラピー治療の費用は保険診療と自由診療の場合で大きく異なり、保険適用の場合は1回の照射につき自己負担額は約1万1000円、保険が適用されない自由診療の場合は約3万3000円程です。(編集チーム調べ)
病状やクリニックによって費用や期間は変動するため、検討している病院・クリニックがあれば直接お問合わせください。
◆トモセラピー治療のリスクについて
照射する部位によっては、頭痛や下痢などの副作用は生じるケースがありますので、詳しくは各病院・クリニックへ相談しましょう。
東京でトモセラピー治療の対応実績を公式HPに公表しているクリニックC4・都立駒込病院・江戸川病院。(2019年7月時点)この3院を転移巣への対応・照射範囲の広さで比較しました。