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子宮がんはトモセラピーで治療可能ですが、クリニックによっては対応できない可能性があります。
子宮がんは厳密には子宮頸がんと子宮体がんの二つがあります。 子宮体がんは子宮内膜がんとも呼ばれ、子宮内膜から発生します。一方の子宮頸がんは子宮の入り口部分から発生することから、婦人科で他の診察を受けた際に発見されることも珍しくありません。
特に子宮がんは初期症状を感じにくいです。普段とは違うおりものが増えたり、月経の際の量が増えるなどが症状として挙げられるのですが、これらは体調によって異なるだけに、これらですぐに「子宮がんかも」とは思わないことでしょう。
しかし、子宮がんは早期発見であれば予後の良いがんです。少しでも異変を感じたら、婦人科に足を運んで検査してもらうと良いでしょう。
発生要因としては、ヒトパビローマウィルスの感染が関連しているとされており、実際に子宮頸がんの患者の9割以上からヒトパビローマウィルスが検出(※)されています。
ヒトパビローマウィルスとは乳頭腫と呼ばれる、イボのようなウィルスで性行為や皮膚の接触等によって感染するとされていますが、実はヒトパビローマウィルスは知らない間に消えているものです。必ず子宮頸がんになるのではなく、ヒトパビローマウィルス感染から子宮頸がんには「なる可能性もある」程度です。 子宮がんの治療方法としては外科手術、放射線治療、化学療法が挙げられますが、がんの進行具合や本人の希望等によって治療方針が変わります。
※参照元:日本産科婦人科学会(https://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4)
公式サイトでトモセラピーによる子宮がん治療の実績を公表している東京周辺(関東)の一部病院・クリニックをご紹介します。(2019年7月時点)
がん専門のクリニックであるこちらでは子宮がんの治療もトモセラピーにて行っています。クリニックC4では子宮がん以外の治療でもトモセラピーを行っていますので、子宮がんだけではなく、まずは一度相談してみるのも良いでしょう。
江戸川病院ではトモセラピーだけでなく、「MRIdian(メリディアン)」と呼ばれるMRIと放射線治療システムを一体化させたシステムも導入されています。子宮がん治療にも対応しており、夜間22時まで診療可能なため、忙しい方にとっても相談しやすいクリニックと言えるでしょう。いずれも副作用や正常組織を傷つけるリスクなどが少ない治療です。
管理人が調べた限り、東京エリア内における、照射範囲の制限がない自由診療のトモセラピー実施院のなかで、子宮がんを含めた照射範囲が最も広かったのがクリニックC4でした。(2019年7月時点)そのクリニックC4の青木院長にトモセラピーの子宮がん治療について伺ってきました!
子宮がんをトモセラピーで治療することは可能です。複雑な形の病巣であっても、トモセラピーなららせん状に回転する放射線を自在に調整して、的確かつ十分な強度で照射することができます。ピンポイントで照射できるので、他の臓器に及ぼす影響も小さくてすみます。 ちなみに当院では、子宮がんから腹部大動脈に転移した方の治療実績(下記参照)を公開しております。同じような病状にお悩みの方はぜひご来院ください。
クリニックC4の子宮がん治療の実績
◆トモセラピー治療の費用と期間について
トモセラピー治療の費用は保険診療と自由診療の場合で大きく異なり、保険適用の場合は1回の照射につき自己負担額は約1万1000円、保険が適用されない自由診療の場合は約3万3000円程です。(編集チーム調べ)
病状やクリニックによって費用や期間は変動するため、検討している病院・クリニックがあれば直接お問合わせください。
◆トモセラピー治療のリスクについて
照射する部位によっては、頭痛や下痢などの副作用は生じるケースがありますので、詳しくは各病院・クリニックへ相談しましょう。
関連ページ
東京でトモセラピー治療の対応実績を公式HPに公表しているクリニックC4・都立駒込病院・江戸川病院。(2019年7月時点)この3院を転移巣への対応・照射範囲の広さで比較しました。