十和田市立中央病院では、平成20年から放射線治療装置のトモセラピーを導入し、がん治療を行っています。2013年に「トモダイレクト」にバージョンアップし、ヘリカル回転照射に加えダイレクト(固定)照射により、治療時間を短縮できるようになりました。
以下では、一般的なトモセラピーに関する情報をまとめています。
トモセラピーは、CTと放射線治療装置が1つになっている装置で、がん病巣の形を正確に把握し、腫瘍に対してピンポイントに放射線を集中照射できます。放射線照射装置が身体の周囲をらせん状に回転し治療を行います。
安静に寝ているだけで、熱さや痛みなどを感じない点がメリットです。
IMRT(強度変調放射線治療)と呼ばれる照射方式で、がんの形や部位、大きさに合わせながら照射量や強度を変えられるため、がん病巣以外の正常組織の影響を低減します。
比較的大きな腫瘍やさまざまな部位に対応できるだけではなく、正確な照射で身体の負担を軽減した治療が行えます。そのため、入院しなくてもいい場合もあり、生活の質を維持したままがん治療を行えるのもメリットです。
※一般的なトモセラピーに関する情報です。十和田市立中央病院でのトモセラピー治療については、直接お問い合わせください。
十和田市立中央病院は、青森県十和田市の中心・官庁街と呼ばれる公的施設のある地区に拠点を構え、東北新幹線八戸駅より車で40分ほどの場所にあります。青森県の二次医療圏の一つである「上十三地域保健医療圏」の中核的病院であり、地域医療の発展に寄与しています。
がんに関する相談窓口を設置し、外科治療や化学療法、放射線治療、緩和ケアに積極的に取り組むなど、「包括的がん医療」の提供を行い、初期のがん治療から進行がんの緩和ケアまで、幅広く対応しています。
がんの相談にのってもらえる「がん相談支援センター」があり、治療における心配ごとを相談できます。
放射線治療をおこなう目時医師は、日本医学放射線腫瘍学会放射線治療専門医です。同院の放射線科には、医学物理士や放射線治療専門技師、放射線治療品質管理士が在籍していて、根本的放射線治療から緩和的放射線治療まで、質の高い放射線治療を提案しています。
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患者にとって、トモセラピーによる放射線治療が適切な治療法かどうかを、診察で判断します。また、院外から受診する場合は、紹介状を用意し、地域医療連携部へ問い合わせてください。
トモセラピーの治療前は、CT撮影し体内の腫瘍を画像で確認します。治療範囲を確認した後、治療期間中に姿勢を一定に維持するための固定具の作成や治療計画を立てます。
計画時の姿勢でCT撮影を行い、位置を調整後、放射線治療を開始します。1回の治療時間は20分程度です。回数は病気の状況により変わるため、気になる方は医師にしてください。
CT、MR、ANGIO心血管・多目的、トモセラピー、PRODIGY Advance(X線骨密度測定装置)、RI(ラジオアイソトープ)などを備えています。
高い治療効果と副作用の軽減が期待できる放射線治療で注目されているトモセラピー。「副作用がつらい」「手術が難しい」など、様々な悩みを持った患者さんにとって、トモセラピーは希望の光となっています。
たいせつな命を預ける治療だからこそ、心も一緒に預けられる、信頼できる一院を探しましょう。このサイトでは、東京都内のトモセラピー対応クリニックをまとめて紹介しています。あなたに適した一院を選ぶ手助けになれば幸いです。