2009年に北陸ではじめてトモセラピーを採用し、さらに2012年に新しい型のトモセラピーを追加導入して、現在2台体制で放射線治療を行っています。
同院では、2021年3月の時点でおよそ3,700名の方への治療を行ってきました。脳腫瘍・頭頚部腫瘍・前立腺がん・肺がん・食道がん・子宮頸がんなどさまざまな部位の固形がんに対して根治を目的とした治療を行っています。
参照元:https://www.fukui-saiseikai.com/cancer/treatment/tomo_therapy/results.html
以下では、一般的なトモセラピーに関する情報をまとめています。
トモセラピーは、がんを正確に狙いうつことができる治療法です。これにより、がんの位置と形を正確に捉え、周囲の正常な組織を避けながら高い線量をがんに集中して照射できます。
トモセラピー治療は、全身に転移していないがんであれば、保険診療の適応となっています。固形の悪性腫瘍の場合は、部位を問わず保険適応で治療できます。術前にトモセラピーでがんを小さくしてから手術をしたり、化学療法でがんを縮小後にトモセラピーを行ったりするなど、他の治療法と組み合わせやすいという特徴もあります。
また、トモセラピーであれば、従来装置よりも副作用が軽減しやすく、状態によっては通院治療もできることから、患者に優しい治療だといえます。
※一般的なトモセラピーに関する情報です。福井県済生会病院でのトモセラピー治療については、直接お問い合わせください。
福井県済生会病院は、昭和16年に開設された医療機関です。平成16年には、北陸で最初の地域医療支援病院に指定されるなど、福井市を中心に地域医療の中核病院としての機能を担っています。同院は、地域医療・がん医療・急性期医療・予防医学に注力し、地域に暮らす方々の健康保持・増進に寄与しています。
がん診療連携拠点病院としての機能も有しており、がん診療に注力しています。がん診療推進センターを開設し、多職種によるチーム基盤を整えてきました。
「心と体に優しい」をテーマに掲げ、患者の身体へかかる負担を軽減した医療を提供しています。トモセラピーに注力するほか、胃がんや大腸がん、肺がんにおいては内視鏡・腹腔鏡・胸腔鏡による手術で、できるだけ痛みを抑えながら、回復を早めていけるようにしています。
菊池 雄三医師は、福井県済生会病院の放射線治療センター長を務めています。
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問診や検査などを実施し、患者の病状を確認します。そして、トモセラピー治療の可否を判断します。治療可能と判定された場合、治療内容を説明し、患者の同意を得たうえで治療開始となります。
照射の回数や線量、治療範囲などの治療計画を立てるため、CTで撮影を実施します。治療計画を作成後、検証を行い、症例に適した内容かをチェック。その後、治療の日程を決めていきます。CT撮影後、患部へ照射。1回の照射時間は約5〜10分程度。原則として、月曜日から金曜日の週5回、外来での通院治療としています。
※参照元:福井県済生会病院公式HP(https://www.fukui-saiseikai.com/cancer/treatment/tomo_therapy/treatment_flow.html)
トモセラピーのほか、CT、MRI、遠隔操作ロボット「newme」なども備えているのが特徴です。
高い治療効果と副作用の軽減が期待できる放射線治療で注目されているトモセラピー治療。「副作用がつらい」「手術が難しい」など、様々な悩みを持った患者さんにとって、トモセラピーは希望の光となっています。
たいせつな命を預ける治療だからこそ、心も一緒に預けられる、信頼できる一院を探しましょう。このサイトでは、東京都内のトモセラピー対応クリニックをまとめて紹介しています。あなたに適した一院を選ぶ手助けになれば幸いです。