直腸がんは、正確には大腸がんの一種です。大腸は結腸と直腸に分けられており、直腸にがんが発生すると直腸がん、広義で「大腸がん」となります。早期段階での自覚症状はほとんど見られません。
また、症状としても血便、下痢と便秘の繰り返し、腹痛、便が細くなったり、あるいは便が残る感があるなどで、これらは日常生活の中で感じることもあるのではないでしょうか。そのため、それらの症状を自覚した所で「直腸がんかも」とは思わないものです。結果、発見する段階では既にそれなりにがんが進行しているケースが少なくありません。
直腸がんが発生する要因として、生活習慣が大きくかかわっているとされています。 牛肉や豚肉、加工肉の過剰摂取や飲酒・喫煙は、直腸がんの危険性を高めるのではとされている一方、体脂肪が多い肥満体質、高身長も直腸がんのリスクを高めるのではとされています。 治療に関しては進行具合、体の状態等から総合的に判断します。
大腸は粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜の5つの層からできていますが、どこまで進行しているかによって治療方針も変わります。 主に内視鏡治療、外科的手術、薬物療法、放射線治療の選択肢があり、がんの進行具合と共に患者の年齢や全身の状態、合併する他の病気がないのかなどを考慮されます。
転移の可能性としては肝臓、肺、腹膜、脳、骨などが考えられます。転移した部分によって治療方針が変わりますので、その都度医師と患者のコミュニケーションが求められます。
「トモセラピー」によるがん治療専門の治療院であるクリニックC4。直腸がんを含めた、幅広い治療に対応しています。ここでは、そのクリニックC4の青木院長にトモセラピーの直腸がん治療について伺ってきました。
「説明と選択の医療、人事を尽くすがん医療」をモットーとし、30年以上がん医療に携わってきた青木医師。患者優先の医療を掲げ、進行・末期がん患者への全人的医療に注力しています。青木医師は東京大学医学部医学科を卒業後、放射線医師としてひとすじにがん医療に携わりながら、数多くのがん患者と関わってきました。
がんの末期・多発転移で「手だてがない」と判断を受けた方に対して、トモセラピーを活用した積極的な治療を行っています。患者の気持ちに寄り添いながら粘り強く、あきらめない治療を提供している医師です。
S状結腸癌 多発リンパ節転移- 57歳女性
直腸がんは、大腸がんの一種であり、その発症には生活習慣が大きくかかわっていることがわかりました。直腸がんを疑うような自覚症状は初期段階ではほとんどなく、結果としてすでに進行した形で発見されることも少なくないようです。
体への負担が少なく高い効果が期待できるトモセラピーは、おすすめの治療法として挙げられます。このサイトでは、トモセラピーに対応しているクリニックや選び方について紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。