以下では、一般的なトモセラピーに関する情報をまとめています。
トモセラピーは、IMRT(強度変調放射線治療)の専用装置です。放射線が出る照射口が360度回転しながら、X線CTのように寝台を移動させながら照射していきます。治療対象のがん病巣に対し、さまざまな角度から放射線を照射でき、線量を病巣へピンポイントで照射できます。
トモセラピーを使用すると、転移が複数見られる場合や、脳全体への放射線治療も可能です。さらに、記憶に関わる海馬を避けながら、全脳照射が可能です。また、がんの症状を緩和する目的で放射線治療を行います。例えば、骨に転移し、痛みがある場合においても、痛みを和げる効果が期待できます。
※一般的なトモセラピーに関する情報です。北斗病院でのトモセラピー治療については、直接お問い合わせください。
第二次予防医療活動に重きを置き、MRIを採用した「脳ドック」や、PET-CTを用いた「がんドック」、2022年から比較的新しいがんスクリーニング検査を導入しています。発症前より危険因子を見つけ、早期に治療介入できるように注力しています。
がんについての研究は日々進歩し続けており、同院でもプロジェクトを組みながら、比較的新しい治療法についての研究を進めています。放射線治療については、 トモセラピーを導入し、従来は難しいとされていた部位のがん治療にも取り組み、治療実績を上げています。分子標的治療やハイパーサーミアなどといった治療も行っています。
参照元:https://www.hokuto7.or.jp/hospital/approach/cancer/
放射線治療科部長を務める宮本 顕彦医師は、日本医学放射線学会放射線治療専門医です。
トモセラピーの治療を受ける場合は、患者さまは主治医からの紹介で受診することになります。紹介状と検査結果などの資料を持参して受診しましょう。放射線治療医が放射線治療の適応の可能性と治療方針について検討します。この治療方針に患者さまが納得して同意後、放射線治療の準備に入ります。
精度の高いトモセラピーを導入しているほか、陽子線治療装置やエックス線治療装置、治療計画用エックス線CT装置を導入しています。
高い治療効果と副作用の軽減が期待できる放射線治療で注目されているトモセラピー治療。「副作用がつらい」「手術が難しい」など、様々な悩みを持った患者さんにとって、トモセラピーは希望の光となっています。
たいせつな命を預ける治療だからこそ、心も一緒に預けられる、信頼できる一院を探しましょう。このサイトでは、東京都内のトモセラピー対応クリニックをまとめて紹介しています。あなたに適した一院を選ぶ手助けになれば幸いです。