がん治療をする患者さんにとって、身体に負担がかかる副作用は大きな問題です。この辛い副作用の軽減を実現したことで、身体に優しい放射線治療と言われているのが、先進医療である「トモセラピー治療」なのです。
がん治療において標準治療である放射線療法ですが、従来の治療では辛い副作用が起きてしまっていました。そんな副作用の軽減を目指しアメリカで開発された先進医療機器が、高精度放射線治療装置の「トモセラピー」です。
「トモセラピー」とは、CTと放射線治療装置が組み合わさった、強度変調放射線治療(IMRT)専用の機器を指します。治療台を動かしながら細い放射線ビームを360度方向から螺旋状に連続照射することによって、がんの病変部だけを狙い撃ちできるのが特徴の先進医療です。
画像誘導放射線治療(IGRT)の機能が標準装備されているので精度も高く、周囲の正常組織へのダメージも減り、治療効果を向上させるとともに副作用を軽減する、ということを実現しています。
放射線療法の治療方法は、トモセラピー以外にも複数あり、それぞれに治療の特徴を持っています。そこでここでは、トモセラピーとその他の放射線治療機の違いについて、まとめたものを紹介しています。
トモセラピーとその他の放射線治療の違いについて
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がん治療を受けるにあたって、やはり気になるのが費用の問題です。先進医療であるトモセラピーを受ける場合、いったいどのくらいの費用がかかるのか。ここでは、そんなトモセラピー治療の費用についてまとめました。
高い治療効果と副作用の軽減が期待できるとされていますが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。ここでは、そんなトモセラピー治療によって期待できる効果や、副作用の可能性についてまとめました。
放射線療法の治療を受けるにあたって、どのくらいの治療回数が必要かも気になるポイントだと思います。そこでここでは、トモセラピー治療を受けた場合、どのくらいの治療回数が必要なのかについて調べてみました。
がんの病巣にほぼピンポイントで照射する先進機器には、トモセラピーの他に「リニアック」というものがあります。そこでここでは、このリニアックとトモセラピーにはどんな違いがあるのかについてまとめました。